PIANO社 8800万ドルの資金調達を実施、LinkedInが新たに投資家として参画

直近で400%の成長を達成し、今回の新たな戦略的資金調達により、エンド・ツー・エンドのプラットフォーム提供拡大と製品機能強化の他、更なるグローバル事業展開が可能となります。

Web解析・パーソナライゼーション・サブスクリプションプラットフォームを提供するPIANOは、本日8800万ドルの資金調達を完了しましたことをご報告いたします。今回の資金調達では、既存の投資家であるUpdata Partnersが主導し、Rittenhouse VenturesとLinkedIn Corporationが支援投資を行ったものです。ノルウェーを拠点とするデータマネジメントプラットフォーム「Cxense」の買収を目的とした前回2019年1月に実施した資金調達(シリーズB)では、今回と同じくUpdata Partnersが主導し、2200万ドルを調達しました。前回の資金調達以降、PIANOは収益を400%近く成長させ、アジア太平洋地域へビジネス拡大、カスタマージャーニーとデータマネジメント機能の統合、さらにフランスを拠点とするWeb解析プラットフォーム「AT Internet」の買収を完了しております。

「この2年間はPIANOにとって、プラットフォームの新機能追加や、新たな市場への参入など、急成長を実現した特別な期間でした。今回の資金調達、そしてLinkedInが戦略的投資家として加わったことで、最高のテクノロジーと優秀な人材確保への投資を継続することができ、データドリブンで更に効果的なカスタマーエクスペリエンス構築を可能にします。」とPIANOのCEOであるTrevor Kaufmanはコメントしています。

Linkedinにおける最近の傾向として、ユーザー登録者は業界のニュースや動向をフォローする為に以前にも増してサイトを頻繁に利用するようになっている為、信頼できるパブリッシャーやジャーナリストとの提携は不可欠なものになりました。PIANO社の協力のもと、LinkedInのパブリッシャーコンテンツの価値を高めるために戦略的投資をすることは、とても良いタイミングでもありました。」とLinkedInのビジネスディベロップメント部門長兼VPであるScott Roberts氏はコメントしています。

この度調達した資金を活用し、急速に成長している様々なPIANOの製品機能、特に主力製品であるカスタマージャーニーの制御・最適化を行う「Composer」と、今年3月に買収を完了したフランス拠点のAT InternetのWeb解析機能を統合し、データマネジメント機能と分析サービスの強化を行っていく予定です。

「ここ数年におけるPIANOの成長は目覚ましく、Webサイト収益向上を目指すメディアやブランド企業に提供している製品の機能拡大は加速しております。カスタマージャーニーのあらゆる側面を強化できる、本当の意味でのエンド・ツー・エンドプラットフォームとなったPIANOの活用で、あらゆるタッチポイントにおいて高品質のデータが活用可能となり、ユーザーにとって最高のエクスペリエンスを提供することができます。」とコメントしたのはUpdata Partnersのゼネラル・パートナー兼PIANOの取締役Jon Seeberです。

PIANOのエンド・ツー・エンドのプラットフォームは、世界各国のブランドやパブリッシャーの収益促進と、オーディエンスエクスペリエンス向上のご支援をしております。2015年の創立以来、770億ドル規模の市場で目覚ましい成長を見せ、世界6大陸で約1000社の顧客企業を獲得しています。

PIANOについて

PIANO社は、パブリッシャーやメディア企業をはじめとするデジタルビジネスにおいて、ユーザーや顧客との直接的な関係構築(D2Cモデル構築)に必要なターゲティング、パーソナライズされたカスタマージャーニーの構築や、ユーザーエクスペリエンスの向上を実現するソリューションを提供しております。
毎日新聞社・産経新聞社・日刊スポーツ・報知新聞・集英社・講談社・扶桑社・日経BP・The Wall Street Journal・ Insider Inc.・The Economist・TechCrunch・The Telegraphなどグローバルで数百の主要メディアのWebサイトのオーディエンス獲得と収益向上をご支援させていただいております。また、PIANOは急成長企業の年間ランキング「デロイト2020年 北米テクノロジーFast 500」におきましては、58%の成長率で258位を受賞いたしました。

お問い合わせ先:久光 悠子    cx-info-j@piano.io