PIANOがパートナーシップ締結で1stパーティデータ取得機能を拡大

カスタマーエクスペリエンスとサブスクリプションプラットフォームをグローバルで提供するPIANOはこの度、ID5社・InfoSum社・LiveRamp社・Usercentrics社とのデータアドレッサビリティ向上を目的とするパートナーシップを締結しましたことを発表いたします。これにより、お客様企業が自社のデータを活用し、オンサイトでのパーソナライゼーションやターゲティング、コンテンツ収益化、クッキーレス時代における広告収益向上のために、より柔軟且つ多様な機能提供が可能となります。

本提携は、PIANOが自社のデータ管理・ID・カスタマージャーニーのオーケストレーション管理を統合する 「First-Party Data Acquisition(以下FPDA)」 ソリューションを強化する中で実現いたしました。旧称「Piano Zero」として知られております、1stパーティデータ獲得ソリューション「FPDA」は、この1つのシステムで、全てをカバーするエンド・ツー・エンドソリューションであり、データ管理・IDやカスタマージャーニーの最適化機能を統合し、デジタルエコシステム全体のユーザーデータを収集・統一・活用することができます。シームレスなプラットフォームの連携により、Cookieのマッチング率低下によるターゲットユーザの減少を防ぎ、CX向上へと導きます。

「PIANOの顧客であるパブリッシャー企業にとって、クッキーレス時代は既存の1stパーティデータを活用したエンゲージメント向上を図る、新たな戦略を提供する機会です。消費者のプライバシーと同意が最重要視される中、PIANOが提供させていただくものは、1stパーティデータを収集・所有するソリューション、そして収集したデータを活用し、オーディエンスとの価値交換を戦略的に実行するテクノロジーです。」とPIANO社最高戦略責任者Joanna Catalanoはコメントしています。

パートナー会社とシームレスに連携し、以下の多様な機能を活用することで、クッキーレス時代においてオーディエンスマネタイズの実現が可能となります。

  • ID5社によるID機能は、ほぼ全ての主要SSPと接続可能であるため、クッキーレスブラウザにおいてアドレッサビリティ向上に焦点を当てることができます。

ID5社最高戦略責任者Joanna Burton氏によるコメント:「PIANOとのパートナーシップを光栄に思います。この連携でPIANOのプライバシーファーストのIDは、クッキーレス時代に備え、全てのブラウザの認証・非認証ユーザーのアドレッサビリティを実現します。PIANOはクッキーレス時代での、パブリッシャー企業の繁栄を支援する包括的なID戦略を構築しました。」

  • InfoSum社が提供するコラボレーションデータソリューションは、「データバンカー」とプライバシー保護のためのデータマッチングを活用し、シームレスなIDリンクを実現します。InfoSum社の技術は、ブランドとメディアオーナーのコラボレーションを可能にし、1stパーティデータを活用したマーケティングキャンペーンを強化します。

InfoSum社最高収益責任者であるRichard Foster氏によるコメント:「PIANO社との連携により、パブリッシャーとブランドは、顧客のプライバシーを優先すると同時に、より密接な協力関係を築くことができます。このようなファーストパーティの連携により、企業はデータの可能性を最大限に引き出し、より良い顧客体験を提供することができます。」

  • LiveRamp社による個人をベースとしたIDは、LiveRamp社Authenticated Traffic Solution (ATS)を介し、即座に連携が可能となります。これは、認証されたパブリッシャーインベントリを、45以上のDSPと25以上のSSPを含む、エコシステムパートナーの大規模ネットワークを活用したマーケターの需要に直接紐付けるものです。

LiveRamp社アドレッサビリティ・エコシステム部門SVP Travis Clinger氏によるコメント:「クッキーレス時代は、業界でより良いオープンインターネットを構築し、消費者とのつながりを強固にすることで、長年に渡りエコシステムから失われていた信頼を回復するための絶好の機会であると言えます。PianoとATSの連携により、消費者のプライバシーと同意が最優先事項となり、パブリッシャーはより関連性が高く、消費者を尊重したユーザーエクスペリエンスを構築できるようになります。」

  • Usercentric社による同意管理で、ユーザー自らが個人情報を管理することが可能となり、データの透明性が向上します。

Usercentrics社グローバルパートナーシップ部門VP Hanna Waldenmaier氏によるコメント:「3rdパーティデータから1stパーティデータへシフトすることで、「許可」と「同意」がビジネスゴール達成の新たな鍵となります。PIANOが提供するFPDAとの連携は、パブリッシャーやブランドがユーザーのプライバシーを遵守しつつ、オーディエンスの収益化を加速させるために必要な「許可」を基盤とした、より強固な顧客関係を活用することができるようになります。

また、当社のストラテジックサービスチームはFPDAのサポートサービスを提供しており、貴社の1stパーティデータ収集戦略やテスト計画の策定、2022年に向けたビジネスゴールを達成するための最適な製品導入などをご支援させていただいております。

PIANOは、2019年のノルウェーを拠点とするCxense社の買収で、1stパーティデータ・ゼロパーティデータの収集・セグメント作成・データ活用の飛躍的なテクノロジー向上に成功いたしました。このテクノロジーは、ヨーロッパの大手メディア企業であるMediahuis社などにおけるクライアントキャンペーンをサポートしており、PIANOは Digiday Marketing & Advertising Award Europeにおいて、最も効果的なキャンペーンを施行した企業に贈られる、Most Effective/Measurable Campaign of 2020を受賞、本年ではData Breakthrough AwardsにおいてData Management Solution of the Yearを受賞しております。また、3月にはフランスを拠点とするWeb解析と文脈解析のリーディング企業AT Internet社の買収が完了しております。AT Internet社との統合により、顧客がアクセスできるデータレンジがさらに拡大し、Webとネイティブアプリの両方での体験を結びつけることが可能となります。

FPDAについての詳細は担当のアカウントマネジャーもしくは、cx-info-j@piano.ioまでお気軽にご連絡ください。